それ以外か?
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「データセンターの仕事がきつい」「このままルーティンワークを続けていいのか不安」という声が多く聞かれます。
当ページでは、データセンターの現場の厳しさを踏まえつつ、現場経験から得られる成長可能性などについて整理しています。
サーバー冷却の必要もあることから、データセンター内の温度は常時低め。当然ながら夏場には冷房が使用されますが、一般的なオフィスよりも強めに冷房が稼働しているため、長時間作業をする際には防寒具を手放せないこともあります。
この厳しい環境の中で集中力を保ちながら仕事をすることは、決して簡単ではありません。寒さだけではなく乾燥も著しいことから、喉や肌に負担がかかることもあります。
春夏秋冬、毎日この寒さの中で仕事をしていると、「きつい」と感じることもあるでしょう。
データセンターは24時間365日稼働しているため、夜勤を含めたシフト勤務となることが一般的。そのため、中には夜勤シフトが体質や生活習慣に合わず、長く睡眠不足のような状態が続いている人も少なくありません。休日も不規則になりがちなので、職場によっては、いつまでも生活リズム自体が構築されないことすらあります。
このような状態が長期間にわたって続くと、肉体的にはもちろんのこと、精神的にも疲労が蓄積していく可能性があります。「つらい」と感じることは当然でしょう。
データセンターの主な業務はトラブル対応。それ以外の時間は定型的な作業や監視業務がほとんどなので、場合によっては仕事自体を退屈に感じてしまうかもしれません。
トラブルの少ない職場では暇を持て余すことも多く、自分の成長を実感する機会を得られないこともあるでしょう。この状況を「楽だ」と思えれば良いのですが、逆に「つらい」と感じる人も多いようです。
データセンターで行われる作業の多くは、手順書通りに進めるルーティンワーク。日々、「手順を正しく守ること」に集中しながら同じような仕事を繰り返すことが業務の大半です。
もちろん、これらは大事な業務であることに間違いないのですが、新しいことにチャレンジする機会が少ないことも事実。ルーティンワークをこなす日々の中、スキルアップを実感しづらい人も多いようです。
現代のインフラ環境は、オンプレミスとクラウドのハイブリッド型が主流。そのため、サーバーやストレージなどの物理機器に精通したデータセンターのスタッフは、クラウド全盛の現代においても有用な人材として活躍できます。
「今さらハードウェア…」と感じる人がいるかもしれませんが、逆にハードウェアに強いことは大きなアドバンテージです。
データセンターでは、システム障害発生時の初動対応から復旧作業まで、実践的に学ぶことができます。とりわけ、システム全体に影響する電源やネットワークなどの物理的トラブルを扱うことが多く、これらトラブルへの対応スキルは、データセンター以外になかなか身に付きません。
これらトラブル対応の知識やスキルは、実際のトラブルシューティングに使えるだけではなく、障害の予防策や復旧手順の構築にも役立ちます。
トラブルを軸にした多様な能力は、インフラエンジニア業界で大変重宝されることとなります。
データセンターではルーティン作業が多いため、中には「つまらない」「成長できない」と感じている人がいるかもしれません。
しかしながら、それらルーティン作業の多くは、工夫とアイディア次第で今より改善させることが可能。例えばケーブリングの配置や監視オペレーションなどの自動化を実現すれば、作業効率化や品質向上に大きく貢献するでしょう。
一見、退屈に感じられるデータセンターのルーティンワークでも、「今より楽をして、今より生産性を上げるためにはどうすればいいか?」という視点を持てば、毎日の作業が成長の機会にもなるでしょう。
データセンターの主な仕事はルーティンワークやトラブル対応ですが、実際には、特に夜勤においては「待機」の時間も少なくありません。この待機の時間を、スキル向上のための学習に活かさない手はないでしょう。
たとえば、クラウドやPythonなどを学習すれば、手順通りのオペレーションを超え、インフラの全体像やシステム運用への理解を深めることが可能。Pythonで運用監視業務の自動化を目指すこともできるでしょう。
待機時間を待機に使えば「つまらない」かもしれませんが、スキル向上のための学習に使えば、常に成長を実感できるでしょう。
データセンターでの作業を行うにあたり、常に数年後の上流工程で働いている自分をイメージすることが大事。目標を設定すれば、データセンターで下積みしている自分を肯定的に捉えることができるので、「つまらない」と感じにくくなります。
たとえ作業は単調だったとしても、上流工程へ進む際の武器になることは間違いありません。目標を明確化させてモチベーションを上げ、日々の作業に意味づけをすることが大切です。
データセンターの仕事は、寒冷環境や夜勤シフトなどの過酷な条件下で行わなければなりません。これらの労働環境に対し、特に大きな負荷を感じない人もいますが、逆に、肉体的・精神的に大きな負荷を感じる人もいます。
後者のタイプである場合、無理に現在の職場で働き続けると、大きく体調を崩しかねません。無理をせず、環境を変えることも考えてみたほうが良いでしょう。
自分に合わない職場で働き続けても、長期的なキャリア形成にはつながりません。キャリア形成のためには、より自分に合った職場で働くことが非常に大切です。
現在の職場を辞め、より自分に適した職場へ移ることは、決して逃げではなく、自分の人生をより良くするための前向きな決断、行動であると心得ましょう。
厳しい物理的環境の中での長時間作業、ルーティンワークに徹することのできる精神力、情報漏洩等のセキュリティに対する知識・スキルと意識の高さ、BCP(事業継続計画)に対する深い理解は、データセンター勤務者が得られる重要なスキル。これらのスキルは、特にインフラエンジニア業界ではもちろんのこと、様々な業界で大変重宝されるものとなります。
「今の職場が合わないけど、自分には特別なスキルはない…」と感じているかもしれませんが、データセンターで培ったスキルや考え方は、広く市場から求められています。もし転職を考えるのであれば、自信を持って今までの自分をアピールすべきでしょう。
実際にデータセンターの仕事をしていると、「自分には何もスキルが蓄積されていないのでは?」と感じるかもしれませんが、他の職場から見れば、データセンターで蓄積されているスキルや考え方は非常に重宝されるもの。仮に転職を考える場合、データセンターへの勤務経験は、決して無駄ではなく、むしろ可能性につながる経験としてアピールできるでしょう。